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- 胃カメラ・大腸カメラ検査を選ぶ上で重要なポイント
- 鎮静剤は使用できるか
- 専門医資格を所有しているかどうか
- 最新の機器を完備しているか
- 時間的制約を軽減できる手段があるか
- 下剤の種類は豊富に取り揃えているか
- 下剤の服用方法にはどのような選択肢があるか
- 実績があるかどうか
胃カメラ・大腸カメラ検査を選ぶ上で重要なポイント
- 鎮静剤は使用できるか
- 専門医資格を所有しているかどうか
- 最新の機器を完備しているか
- 時間的制約を軽減できる手段があるか
- 下剤の種類は豊富に取り揃えているか
- 下剤の服用方法にはどのような選択肢があるか
- 実績があるかどうか
鎮静剤は使用できるか
A.鎮静剤は使える方が良い
鎮静剤を使用するメリットは、眠ったような状態で検査を受けられることです。ウトウトした状態で検査を受けることで、患者様の苦痛を軽減して検査を行うことが可能です。意識を保ったまま検査を受けると、苦しさや痛みを感じてしまうこともあります。一般的に、胃カメラ・大腸カメラ検査は苦しい・痛いというイメージがあるため、受診率を低下させてしまっているのが現状です。患者様に楽に検査を受けて頂くためにも、鎮静剤を使用した検査を推奨しています。
専門医資格を所有しているかどうか
A.専門医資格は非常に重要な指標の一つ
胃カメラ・大腸カメラ検査の専門医であるかどうかを判断する基準として、日本消化器内視鏡学会の消化器内視鏡専門医という資格があります。この資格は、日本消化器内視鏡学会が定めた研修、検査、治療数をクリアし、試験に合格した医師に与えられる資格となります。また、更新期間が5年に設定されているため、継続的に胃カメラ・大腸カメラ検査を行なっていないと更新できない仕組みになっています。
胃カメラ・大腸カメラ検査は、上記の専門医資格を持っていなくても可能であるため、医師の技術を判断する指標の一つとして、専門医資格の有無を確認すると良いでしょう。
最新の機器を完備しているか
A.最新機器を完備しているかどうか検査の精度は大きく変わる
近年は医療技術が進歩し、手術や検査における医療機器も進化しています。最新の内視鏡システムでは、NBIという特殊な光で微細な毛細血管の状態を鮮明に観察できるものや、疑わしい病変を拡大して確認できます。
このような先進的な技術を活用することで、患者様に安全安心な胃カメラ・大腸カメラ検査を提供することが可能になります。
時間的制約を軽減できる手段があるか
A. 半日で検査を終了できるかどうかがポイント
一般的に、大腸カメラ検査はほぼ1日かかる検査となります。まず、午前中に3時間ほど時間をかけて下剤を服用して腸内をきれいな状態にし、腸内がきれいであることを確認してから検査を開始します。したがって、多くの場合検査は午後から開始され、30分ほどかけて検査を実施します。検査で鎮静剤を使用した場合には、その後リカバリー室で1時間ほど休憩し、薬の効果が切れるのを待ちます。薬が完全に切れたことが確認されたら、検査結果の説明やお会計を行い、終了となります。全て終了するのは15~16時というケースも多くあります。
日中仕事で忙しい会社員の方の場合は、1日会社を休む必要がありますし、子育てで家を空けることが難しい主婦の方の場合は、なかなか検査を受けることができません。そのため、なるべく短い時間で検査が行える医療機関の方が、検査を受けやすい環境であると言えます。
下剤の種類は豊富に取り揃えているか
A.下剤の選択肢は多い方が良い
大腸カメラ検査を受ける際には、事前に下剤を服用する必要があります。一昔前までは下剤の種類はあまり多くはありませんでしたが、近年では各製薬企業から様々な下剤が登場しています。
下剤が体に合うかどうかは種類によって個人差がある上、各下剤によって特徴も大きく異なります。洗浄力に特化したものや、味を重視したもの、錠剤化して飲みやすくしたものなど、現在は様々な下剤が存在します。
各患者様に見合った最適な下剤を選択できれば、患者様の負担を軽減でき、より良質な大腸カメラ検査を行うことができます。そのため、下剤の種類を豊富に取り揃えている医療機関を選択すると良いでしょう。
下剤の服用方法にはどのような選択肢があるか
A.院内で下剤を飲める環境が整っていると安心
大腸カメラ検査の下剤を服用する方法は、患者様がご自宅で服用する方法と、ご来院時に院内で服用する場合の2種類がございます。
多くの医療機関では、院内のスペースに限りがあるため患者様が事前にご自宅にて下剤を服用していただくケースが一般的です。ご自宅で服用する方法は、普段慣れているリラックスした環境でゆっくり排便が行えるというメリットがありますが、腸内がきれいになったかどうかが自分では判断しにくいというデメリットもあります。腸内に便が残った状態だと正確な検査を行うことができないため、再検査が必要になるケースもあります。一方、院内で下剤を服用する方法では、看護師が便の性状を確認するため、腸内の状態を正確に判断することができます。その他、すぐに看護師や医師に相談できるため、安心感もあります。
自宅服用と院内服用、どちらが良いかは個人によって異なりますが、どちらも選択できる環境が整っている医療機関の方が良いと言えるでしょう。
実績があるかどうか
A.豊富な実績がある医療機関を選択すべき
胃カメラ・大腸カメラ検査は、行う医師によって経験や技量が異なります。具体的には、どれだけ早く胃や大腸の奥まで到達できるか、患者様の苦痛をどれだけ軽減できるか、わずかな病変も見逃さずに発見できるかなどは、医師の経験や技量によって個人差があるのが現実です。
良質な胃カメラ・大腸カメラ検査を受けるためには、希望する医療機関のホームページなどを調べて、多くの実績を積んでいるかどうかを確認した上で選定すると良いでしょう。
内視鏡検査に関するページ
監修:横浜わたなべ内科・内視鏡クリニック 鶴見院 院長 石部 敦士